2月のバークレイ
Dr.Terumi Kohwi−Shigematsu
東京は、雪が降ったりと、まだ寒い日が多いと聞いております。
こちらは 1月の半ばから 毎年順序正しく、花が咲きはじめます。
まず、黄色のカルフォルニアリリーが、太陽に向かって、一斉に花を開き、淡い春の香りを風にただよせはじめます。
2月になると、白やピンクの花のアメリカプラムが満開になります。
これらの木は、後にサクランボのような美味しい実をつけます。
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さて、研究所に、野生の七面鳥の家族が住んでいるので、その写真を御送りします
彼等は去年の感謝祭の頃、
親鳥と10羽のひなの合計12羽が、
研究所のランチエリアの前を、
人におびえる事もなく、ゆっくり行進して行くのを目の当たりにし、
予想外のパレードを、その場に居た皆が感激して見送ったものでした。
感謝祭では七面鳥を料理して食べるのが慣わしで、
「食べられないだろうな」などと冗談を言っておりました。
しかし実際、研究所内には他にアライグマはたくさんいるし、
アメリカライオンもいると言う話なので、
彼等の餌食にならず、無事全員育って行くのか心配しておりました。
先月、その七面鳥の家族と再会しました。
皆無事に大きくなり、
近づくと父親らしき雄鳥が私たちを威嚇して、羽を広げて見せたりします。
西海岸では、未だ野生の七面鳥が生息しているとは言え、実際には、
なかなかその姿を見る機会は稀少です。どうぞ、御覧下さい。
2005・03・07